MTGロジカルシンキング 新カード価格高騰の見極め方
こんにちわ。明山です。
本日は2020年1月14日。もう少しでMTG新パック
テーロス還魂記のプレリリース、公式発売ですね。
非常に楽しみです。
今回は新パックが発売されるたびに悩む
「どのカードを抑えとくべきなのか」、
「どのようなカードが高騰しがちなのか」について
少し考えてみたいと思います。
■高騰するカードには
高騰するカードにはいくつかのパターンがあると考えます。
一番わかりやすいのは「流行しているカード」ですね。
使用者が多い、大会で成績を残しているカードは
当然高くなります。
ではそれらのカードは何故結果を残せるのでしょうか。
この答えは単純明快、「強い」からです。
【強い】×【希少性】=【市場価格】
これが価格の絶対定義です。
■強いの定義
では【強い】の定義はどのようなものでしょうか。
結果を出す前のカードの強さについては下記の式に
当てはめて考えることができると考えます。
【低コスト】×【アドバンテージ】=【強さ】
【低コストの定義1】
0~2コストまでのスペルは要チェックです。
昨今のMTGはカードパワーがかなり上がってきています。
3コスト以上のカードはゲームを決めるパワーがあり、
デッキの採用枠として枠の争奪戦が激化しています。
そんな中、ゲームを決めるまでの0~2コストまでに
何をするか、何ができるかがとても重要です。
【低コストの定義2】
また「土地からマナを出す」という根本概念がある
MTGにおいては「タダ」や「コスト軽減」は非常に
強力な概念ブレイカーとなります。
コスト軽減の場合は「どれだけ簡単にコストが軽減できるか」
がポイントとなります。
【アドバンテージの定義】
カードゲームではよく用いられる用語です。
「どれだけ得しているか」「どれだけ有利か」というのを
表す際に用いられますが、ここでは「何枚分仕事するか」
という点に焦点を当てます。
・1枚分 → リミテッド用
それ以外の何物でもないカード。色を確保するために
リミテッドなどで使われることもあります。
・2枚分 → リミテッド用~構築用
【本体の良性能】+【追加効果】があるカード。例えば
【2マナ/2/1飛行】+【場に出たとき1ドロー】(1+1)
本体の1枚分とドローの1枚、つまり2枚分の働きをする。
ここが最低ラインです。
上でも記載した通り、昨今のMTGのカードパワーはかなり
上がってきています。2枚分の働きをするのは当たり前。
むしろアンコモンの仕事と化しています。
アドバンテージでは3枚以上の仕事をすることが環境から
求められている状態です。
・3枚分 → 構築級
【本体の良性能】+【追加効果】+【α】。最近の例で
行くと「厚かましい借り手」がこれに該当します。
【3マナ/3/1飛行瞬速】+【バウンス】+【相手マイナス1】
自分だけが+にならなくても、相手が-になれば実質+と
いう考え方です。ここにタイミングが合わされば相手は2~3の
損失をするケースもあります。
さらに厚かましい借り手は【低コスト】というロジックにも
はまっています。
さらに言うと高騰するカードのロジックで書いた希少性にも
該当するカードです。
■希少性
希少性とはどれだけ市場に出回っているか。を指します。
単純に神話レアはパックへの封入数も少ないため流通しにくい
です。つまり神話レアは希少性が高く高騰しやすいと
言えます。※当然の事過ぎますが。
またBOX特典カードも希少性は非常に高いです。
BOX特典のカードに【強さ】のロジックが当てはまる
カードが採用されてしまうと、MTG界では戦争が始まり
ますね。間違いなく。
■まとめ
以上のことからまとめますと
(低コスト×アドバンテージ2~3枚分)×希少性
の式に当てはめてカードを見ると高騰するカードは
見えてくるはずです。
とりあえず安い神話レアはこの式にはめて見てください。