満足プレイLOG

人様には迷惑を掛けず、自分が満足する遊びをする。アラフォーおっさんのプレイLOG。主にMTG、ボードゲーム、テレビゲーム、筋トレ

ラヴニカの献身考察5 コモンとアンコモンのスーパーパワーカード【荒野の再生】×【成長のらせん】で何ができるか

以前にも考察した【成長のらせん】。

そしてその後公開された【荒野の再生】。

f:id:akiyamamtg:20190117123707j:plain

f:id:akiyamamtg:20181225120354j:plain


どちらもコモン・アンコモンとは思えない

ようなスーパーパワーカードになっている。

これらのカードを使って何が出来るのか

 

注意点なども踏まえつつ考察していきたい

 

==============

注意点

==============

■色配分

【成長のらせん】は青 緑の2マナ。

【荒野の再生】は3緑の4マナのカードだ。

後半に唱えてももちろん強いが、前半に

唱えることでそれ以上の威力を発揮する。

つまりこのカードをフル活用するためには

デッキのメインカラ―は「緑」になると

考えた方がいい。

2色の場合は緑青が確定するが配分として

緑5~6:青4~5

程度だろうか。

3色の場合はもう少しシビアに

緑4:青4:他2

緑5:青4:他1

くらいの割合にした方が良いと考える。

 

 

■あくまで潤滑油

【成長のらせん】も【荒野の再生】も

エンドカードにはなり得ないカードだ。

だからこそレアや神話レアではないの

だろう。つまりこのカードを使って何を

するのかというプランが必要になる。

もっとも注目を浴びてるのはテフェリー

を搭載した「ターボフォグ(ネクサス)」

だろう。緑青タッチ白で色配分は5:4:1。

【成長のらせん】で土地を伸ばし、

【荒野の再生】で土地をアンタップ。

ドミナリアの英雄、テフェリーを守って

勝つというプランだ。

非常にシンプルで分かりやすい。

このようにデッキの看板になるような

カードを準備し、それに合わせたデッキ

構築が必要になる事も忘れてはいけない

 

==============

出来ることは?

==============

【成長のらせん】に出来ることは

・土地を伸ばす

・1枚ドロー

 

【荒野の再生】に出来ることは

・エンドフェイズに土地を起こす

 

になる。この事から単純に

「なるべく早い段階で大きい動きをする」

という事が導き出されるわけだが、

もう少し噛み砕くと

1.自分のエンドフェイズに大量マナを出す

2.相手ターン中に大量マナを出す

3.自ターン好きに動き、相手ターンは構える

のどれかの動きをすることになる。

つまりガチガチのコントロールデッキも

コンボ系のデッキでも好きに組むことが

出来るのがこのカードたちの良いところだ。

 

特に【荒野の再生】はエンチャントなので

毎ターン恩恵を受けられる。この事から

【荒野の再生】の効果を活かす方向で

デッキ案を考えると「インスタント

タイミングで発動できる起動効果」

を持つカードを軸にデッキを考えるのが

良いだろう。

【運命のきずな】のように分かりやすく

恩恵を受けられるインスタントカードは

非常に少ない。ほとんどは「使い捨て」

カードなのだ。つまり置物カードを利用

することで毎ターン【荒野の再生】の

恩恵を余すことなく使う事ができるのだ。

 

==============

利用例

==============

いくつか例をあげるとすれば

・希望の夜明け

f:id:akiyamamtg:20190117123813j:plain

2マナエンチャント。起動効果で1/1の

トークン生成が出来る。エンドフェイズ

開始時に【荒野の再生】効果スタックで

1体生成し土地を起こす。相手ターン中

チャンプブロックして1ドロー。

マナが余っていればトークンを作る。

隙なく動ける強さがある。

 

・生体性軟泥(献身New神話)

f:id:akiyamamtg:20190117123838j:plain

5マナ2/2で、出た時に2/2トークンを生成

エンドフェイズにウーズに+1カウンター

を置く。また4マナでウーズトークンを

生成する。どんどん育つため、残れば

ゲームを決めるカードになる。

2ターン目【成長のらせん】

3ターン目【荒野の再生】

4ターン目生体性軟泥着地、すれば相手

ターン中に5マナ構えられるため、

もう1体トークン追加や潜水を構えて

生体性軟泥を守る動きが取れる。

 

 

・スカルガンのヘルカイト(献身New神話)

f:id:akiyamamtg:20190117123934j:plain

暴動持ちクリーチャーで基本スペックは

5マナ4/4飛行。

4マナ起動でAnytargetに2点ダメージを振り

分けて与える効果。これは+1カウンターが

乗っているときにしか使えない。

つまり5マナで暴動を使い、5/5にする必要が

あるが、こいつを唱えたターンに丸腰で

相手にターンを返してタダで済むわけがない

のだが、【荒野の再生】があれば5/5飛行が

立ち、5マナ構えてターンを返す。

そしてヘルカイト自身の効果も起動可能と

なるので非常に強い盤面を作ることが出来る。

 

 

・イクサランの変身土地シリーズ

アズカンタの探索やアダントの一番砦など

変身して土地になるカードには非常に強力な

ものが多い。

これらの効果が2回使えるようになると考え

れば非常に強いことも解ってもらえるだろう。

アゾールの門口を使うと一体何マナ出てしま

うのだろうか・・・。

 

 

==============

まとめ(環境読み)

==============

勝つために必要な事として丁寧にプレイする

とこと同じくらい環境をよむことが重要に

なる。

好きなカードやデッキを使って戦うのであれば

スタート時点が環境デッキの下からになるため

尚更環境を読んだり、ミスをしない事を心がけ

無ければ、好きなデッキでは中々勝てない。

 

恐らく次の環境では打ち消していく形の

パーミッションデッキはかなり厳しいと思う。

強いカードが多い事に加えて「打ち消されない」

が蔓延する可能性が高いからだ。

これは殺戮の暴君や野生の律動から想像できる。

つまり後出し除去(赤黒系除去)が強くなることが

予想できる。黒が足される事で手札破壊も

比較的良く見る環境になるだろう。

このことから

・タフネス4以上を対処できるカード

・PWを触れる除去

・追放系カード

・エンチャントを触れるカラーをタッチ

・耐性持ちクリーチャーorエンドカード

 

が利用率が高くなり

 

・グルール系のパワーカードデッキ

・それを捌けるグリクシスコントロール

・またはエスパーコントロール

・優秀な緑黒にタッチ秋の騎士アブザン

・緑白+アルファのトークン物量デッキ

・それらにメインで勝てるターボフォグ

 

辺りが台頭してくる事が予想される。

 【荒野の再生】と【成長のらせん】を

使ったデッキはそれらを全て理不尽に

なぎ倒すだけの力があるので是非とも

使っていきたい。

 

==============

おまけ

==============

私はもちろんパルン、ミヴ=ミゼット様と

【荒野の再生】×【成長のらせん】を

合せて使う予定だ

ラヴニカの献身考察4 環境初陣のためのデッキ案メモ 赤単タッチ黒or緑

明確に強そう。使ってて楽しそう。

というデッキ案がいくつかあるので

ここにメモしておこう。

カードが追加され次第更新していく。

 

 

■赤単(タッチ黒or緑)

ショックランド4

チェックランド4

山12

 

狂信的扇動者4

ギトゥの溶岩走り4

ヴィーアシーノの紅蓮術師4

遁走する蒸気族4

ゴブリンの鎖回し4

 

ショック4

稲妻の一撃4

魔術師の稲妻4

(絢爛稲妻)4 New!

危険因子2

ケルドの炎2

 

単純な赤単。新たに加わる絢爛稲妻が

とても強い。実質溶岩の打ち込みだ。

f:id:akiyamamtg:20190111174702j:plain

3点火力が12枚搭載で絢爛達成も

しやすい。火力が上がる事で危険因子

も無視できない存在になるため、

本当は4枚積みたいところ。

サイドボードには

・凶兆艦隊の向こう見ず

・Immolation Shaman New!

を積むと良さそうだ。

f:id:akiyamamtg:20190111174912j:plain

 

タッチ色を推奨しているのにも理由が

ある。

例えば黒。今回ラクドスで強いカード

が多く収録されているが、その中でも

・恐怖の劇場

f:id:akiyamamtg:20190111174707j:plain

は非常に強力なカードだと思っている。

実質3マナの実験の狂乱。

効果により追放したカードは絢爛状態に

なれば次のターンでも使える。

いらない時は手札からスペルを唱え、

カードがたまってきたら一気に唱える

事もできる。また4マナ起動でPWか

対戦相手に1点を飛ばせる。能動的に

絢爛状態を作れる非常に強力な1枚だ。

 

あと私がもっとも重要だと思っている

タッチ黒の要因は「席次」である。

f:id:akiyamamtg:20190111174956j:plain

次環境はグルールを筆頭に強力な生物

が怒涛の攻撃を仕掛けてくるデッキが

多く現れるだろう。あの「殺戮の暴君」

や「無効皮のフェロックス」がどしどし

着地してくる環境で赤単は正直厳しい。

 

そこで対策として考えられるのが

「ゴブリンの鎖回し」+「席次」の

一斉除去コンボだ。これが決まれば

鎖回しの接死1点バーンで呪禁だろうが

何だろうが一撃だ。2枚使うため、

出来れば相手のクリーチャーが2体以上

いる状態で使いたい。

席次は緑でも打つことが出来るので

タッチ色をどちらにしてもこのコンボ

は利用することができる。

 

また次の環境では墓地対策が非常に

重要になる。※今も重要だが。

 

次にやってくる神話の「崇拝天使」

こいつが赤単にとっては大変脅威

となる存在なのだ。

f:id:akiyamamtg:20190111174717j:plain

 

誘発効果は良しとしても、墓地起動

効果でライフを10点近く回復されては

赤単に勝ち目はない。

サイドボードから溶岩コイルを入れる

なり(当てさせてもらえるとは思えな

いが)、死肉あさりなどの墓地対策を

搭載したい。

 

 

 

ここまで書いていてグルール組んだ方

がいいんじゃないかとも思った。

しかしゴブリンの鎖回しのシンボル3つ

を達成するためにも基本は赤単で

このデッキプランは考えたいと思う。

ラヴニカの献身考察3 Rampage of the Clans×呪文詐欺 シミックパーミッションはいかがでしょう

2019年になり、ラヴニカの献身発売まで
残りわずかとなった。
徐々にカードも公開されており、気になる
カードもちらほら出てきている。

【Electrodominance】はまさにその一角だ。
モダンの「死せる生」デッキにおいて猛威を
振るうに違いないと私は読んでいる。
※モダンで死せる生を組もうと思ってる人は
 早めに買った方がいいかもしれない。


今回はスタンダード環境でのデッキについて
考察したいと思っている。
以前に紹介した【成長のらせん】もそうだった
が、今回シミックカラーに面白そうなカードが
多く集まっている。


もちろん、どんな環境になるかによって
死にゆくデッキ素案も沢山ある。しかしそれを
考えるのもカードゲームの楽しみ方の1つ。
今回は「へー、こんな使い方あるのかー」程度の
参考になればと思っている。


=========================
【Rampage of the Clans】コンボ
=========================

f:id:akiyamamtg:20190107222023j:plain

全てのアーティファクトとエンチャントを破壊する。

パーマネントが破壊されたコントローラーは、

それ1つにつき3/3のケンタウロストークンを

生成する

 

 

 

一族の怒り…?そんなところだろうか
エンチャント・アーティファクトを壊されたら
先住民はまぁ怒るだろう。先住民はケンタウロス
だったらしい。
MTGには【平穏】というすべてのエンチャント
を破壊するカードがあったが全く逆のネーミング。
効果もとても面白く、強いエンチャントが多く
なりそうな次の環境を許さないカードデザインに
なっている。
注目したいポイントは以下
アーティファクトもエンチャントも全て破壊
・インスタントである
・破壊されたパーマネントのコントローラーは
 3/3トークンを生成する

自分の置物も割れるし、自分にも3/3トークンが
出る。つまり下手したらフィニッシャーカードに
成り得るということだ。

こいつと合せて使うカードなど、もうアレしか
思い浮かばなかった。
そう【呪文詐欺】だ。シミックパーミッション
の完成である。

f:id:akiyamamtg:20190107224218j:plain

1T → 土地 → 終了
2T → 土地 → 成長のらせん
3T → 土地 → カウンター構えて終了
4T → 土地 → 呪文詐欺構えて終了
相手の4マナを打ち消す→宝物トークン4個生成
5T → 土地 → 相手のエンドフェイズにRampage
をキャスト。3/3トークンを4体出す。
隙のないデッキの完成である。

呪文詐欺のいいところは
・何でも打ち消せる
・打ち消せなくても宝物トークンは出る
というところだ。現在グルールでも強いカード
が多く、「打ち消されない」クリーチャーが
猛威を振るう事が予想される。殺戮の暴君も
その筆頭だろう。しかし殺戮の暴君に呪文詐欺を
唱えれば、打ち消すことは出来ないが、宝物
トークンは6個作れる。これをRampageで割れば
6体の3/3トークンを作ることが出来る。
そうすればトークン2体と暴君を交換することに
なってしまうので、相手は殴ってこれなくなる
わけだ。あとはもう数の暴力で相手を押し切って
しまおう。
またこのコンボは色拘束も優しいため、他の色を
足すことも容易である。【宝物の地図】や、【ウ
ルザの後継、カーン】などと一緒に使っても面白
そうだ。


色を混ぜるなら白だろうか。横展開するという事
もあり【不和のトロスターニ】との相性がかなり
良い。
またこのコンボデッキの明確な弱点は「事後処理」
の能力がないという点だ。
これを補うために黒を足すのも選択肢としては
有力だ。黒の除去カードを十分に使いつつ、黒の
宝物トークン生成カードを採用することも出来る。


実は黒を足すともう一つのクソコンボを組み込む
事も出来る。
ラヴニカの献身で収録される【生術師の使い魔】
を使ったコンボだ。これについては次の回に
紹介しよう。

ラヴニカの献身考察2 グルールの呪文砕きはゴリラなのか、知的生命体なのか

MTG界きってのゴリラカラー赤緑。
ラヴニカの献身ではこの赤緑のギルドである
グルールも舞台になることから、多くの新規
カードの収録が期待されている。
そんな中、先行して公開された新キー能力と
【グルールの呪文砕き】について考察をして
いきたい。

f:id:akiyamamtg:20181227185208j:plain

==========
■新キー能力 暴動
==========
暴動をもつクリーチャーは+1/+1カウンター
か、速攻のどちらか選んだ方を持った状態で
場に出るという効果。
私はシンプルだが奥が深い効果と考えている。
抑えるべきポイントは以下2点。
・得た状態で出る。(出た時誘発ではない)
・状況に応じてどちらか選べる

どちらにしてもライフをゴリゴリ削る能力だが
ライフの削り方やゲームプラン、その他にデッキ
に採用しているカードによって選択が変わって
くるだろう。


==========
■グルールの呪文砕き
==========
こちらのクリーチャーの抑えるべきポイントは
・3マナ3/3の基本スペック
・新キー能力「暴動」搭載
・トランプル付き
・自ターン中、自身とコントローラーに呪禁付与

ゴリラらしからぬ「知的なゴリラカード」だなぁ
という印象を持っている。
分かりやすいところで言えば残骸の漂着を受け
なくなる。「気にせずに殴れる」点だけ取り上げ
ればゴリラ一直線なカードだが、対戦相手に
「プラスにならない選択肢を選ばせる」効果で
あるという視点で考えてみてほしい。

【グルールの呪文砕き】は【殺戮の暴君】などの
呪禁持ちクリーチャーとは異なり、処理できる
クリーチャーだという点が重要。つまり相手は
どこかで処理をしてくるわけだが、こちらの
ターン中には特殊な状況にならない限りスペル
による除去をされる事はないだろう。
つまり相手が【グルールの呪文砕き】を除去する
とすれば

・自分のターン中にスペルによる除去
・戦闘によるダメージでの除去

の2択しかない。このことから相手は

1.相手が自分のターン中に土地を寝かす
  ↓
2.除去スペルを撃ってくる or
 処理用のクリーチャーを並べてくる

という行動を取る。選択肢はどちらを選ば
れてもこちらにマイナスはほとんどなく、
むしろマウントポジションのままゲーム
を進める事になるのだ。

==========
■シーン例
==========
1T → ラノエル
2T → グルールの呪文砕き

という動きをしたとしよう。相手が返しの
2ターン目で【グルールの呪文砕き】を処理
するとしたら【溶岩コイル】や【喪心】
辺りが無難だろう。

相手が溶岩コイルで【グルールの呪文砕き】
を処理をしてきたとする。
こちらの3ターン目、土地を置いて4マナだ。
相手の土地は全てタップしている。
現行スタンダードの4マナ域にはゲームを
決定付けるクラスのカードも多く存在する。
カウンターされる事もなければ、終了時に
処理されることもない。
つまりここで決定打になるカードを通す事が
可能となるわけだ。まさにマウントポジション
処理しにくくするためにも暴動は+1カウンタ―
のモードで唱える方が良いだろう。

処理してこなかったとしてもそれはそれで
全く問題ない。場には4/4のクリーチャーが
残り、4マナ使える状態で相手を殴れるのだ。
より盤石な体制と言っても良い。

==========
■比較
==========
アグロデッキ2ターン目の鉄板で強いの動きとして
【鉄葉のチャンピオン】がある。
最後にこのカードと比較してみたいと思う。

・マナ拘束
 鉄葉:緑緑緑。重い。緑を濃くする必要あり
 呪砕:1赤緑。出しやすい

・サイズ、ダメージ効率
 鉄葉:5/4 4パンで落す。チャンプされない
 呪砕:3/3or4/4 チャンプされるがトランプル有

・耐性
 鉄葉:なし
 呪砕:自ターン中は呪禁。プレイヤーも呪禁。


緑単を組むのであれば【鉄葉のチャンピオン】
の採用でいいだろう。2色以上のデッキを組む
のであれば【グルールの呪文砕き】を採用した方が
プレイの幅が広がり、デッキ自体の対応力が増す。

つまり単なるゴリラより、色々付いてるから
考えてみたけどやっぱりゴリラ!だった
【グルールの呪文砕き】を是非多くの方に
使っていただきたいと考えている。


==========
■おまけ
==========
相性の良さそうなカードをいくつか紹介したい

・轟音のクラリオン
ナヤカラーでデッキを組む時に採用したい。
【グルールの呪文砕き】は4/4になれるので
クラリオンの3点に耐えられる。

 

・イオン化
ティムールカラーで組む時にコントロール
を演出できる1枚。2点バーンが以外の無視
出来ないダメージになってくる(はず)
相手が何もしてこなかった時にこちらも
イオン化を構えてターンエンドしたい。

 

・その他呪禁クリーチャーのみなさん
蔦馬やフェロックスは呪禁は持っているが
打ち消される。しかしこちらの3ターン目
相手の土地がタップされていれば蔦馬や
フェロックスは無事に着地することが
できるのだ。

 

==========
■おまけ2
==========

サイドボード後、相手が黒を使っている場合

【凶兆艦隊の毒殺者】には注意した方が良い。
【凶兆艦隊の毒殺者】は100点に近い答えだ。

ほぼすべての呪禁に対しての回答に成り得る。

※暴君も然りだ

瞬速持ちであるためインスタントタイミング

で処理されてしまう可能性がある。

サイドボード後はむやみに殴りに行かない方が

良いだろう。

ラヴニカの献身考察1 成長のらせんとかいうコモンの皮被ったバケモノカード

みなさんもご覧になられた事だろう
ラヴニカの献身でやってくるスーパーコモン
【成長のらせん】を。

f:id:akiyamamtg:20181225120354j:plain

筆が進まなかった私も思わず記事を書かずに
いられないぶっ飛びカードが新たに登場した。

見た瞬間から3つのデッキでの利用を想定した
ので、今回はそれらを紹介したい。

まずは【成長のらせん】の強さについて
見ていきたい。

=============
  ■ポイント■
=============

①2マナで2色
3マナでも使っていた。3色だと流石に悩む
ところだが。

②インスタント
何故相手のエンドフェイズに唱えられるのだ
ろうか。隙の無さに感服するレベル

③土地を手札からアンタップイン
何故タップインでは無く、アンタップイン。
実質1マナで唱えているのと同じだ。

④どんな土地でもOK
この手のカードは基本土地縛りがあってこそ。
なぜ何でも置けてしまうのか…

⑤1ドロー
何故キャントリップ。実質損しないカードは
悪い事しかしないと25年のMTG史が語っている。

⑥環境が整っている
青と緑が出る土地がスタンダード環境に8枚
また青が出る2色土地は32枚。緑の同様だ。
色マナが出しやすい環境で2色縛りなど無力
に等しい。

=============
■想定される使い方■
=============
【テフェリー+運命のきずなのお供】
1T→土地セット
2T→土地セット+成長のらせん
3T→土地セット+楽園の贈り物
   =3点ゲイン+2マナ構えて終了
4T→土地セット+テフェリー
   =1枚ドロー+4マナ構えて終了

テフェリーが立っている上で4マナ構えて
相手にターンを返すという行為がどれだけ
強いか、現行のスタンダードを触っている
プレイヤーならすぐに分かるだろう。

 

【パルン、ニヴ=ミゼットとの相性抜群】
ティムールカラーでミゼットの採用は
2色土地が増えることから容易に想像できる。
成長のらせんはドローが出来るインスタント。
ミゼットを早く設置するための加速に使うも
よし、ミゼット着地後にキャストすることで
2枚ドロー2点ダメージにするもよし。
アンタップ状態の土地を出すことから、
2枚ドローで潜水を引き込み、その後唱える
事も可能となる。序盤~終盤まで腐る事が
一切ないスーパーシナジーカードとなるだろう。

 

【探検後の行動全てにシナジーあり】
ゴルガリミッドレンジ(ゴルガリ探検)が
現スタンダード環境で最も安定した強さを
誇っている。その要因はキー能力「探検」と
【殺戮の暴君】の2つの要因がとても大きい。
【成長のらせん】はそのどちらともシナジー
がある。

・探検シナジー
探検で土地が手札に多く加わる。成長のらせん
は手札から土地をセットするので、無駄がない。
加わった土地を【成長のらせん】というフィルタ
を通す事で1ドローに変換できる。
またデッキトップが土地以外で強いカードだった
場合、成長のらせんを唱えることでドローできる
のだ。次のドローフェイズまでお預けにならず
すぐさま手札に加えるという事は、相手からし
もデッキトップが解らなくなるので対策も準備
し辛くなる。これはかなり大きい違いとなる。

・殺戮の暴君シナジー
ブン回りした場合として考えていただきたい。
1T→土地セット+ラノエル
2T→土地セット→成長のらせん×2
3T→土地セット→殺戮の暴君

最短3ターン目に殺戮の暴君が着地する。強い。
この動きに手札を7枚使うことになるが、
4~5枚ドローすることになるので不可能な動き
でもないのだ。
仮にブン回りしないにしても土地ブーストできる
ことから殺戮の暴君の着地はかなり早くなる。
これはゲームが早く進行することも意味する。


=============
    ■対策■
=============
成長のらせんは無視できる存在ではない。
1:1交換で済むのであればなるべくした方がよい。

■呪文貫き
対策カード筆頭。相手のエンドフェイズの動きを
止めたり、4ターン目テフェリーを止めたりできる。

■強迫
昨今メインから積んでも腐らないのではとつくづく
感じている1枚。初動で打つ必要もないのだ。
白相手に2ターン目に打ってべナリア史を抜いたり、
ゴルガリの採取やPWを抜いても良い。
フェニックスも1枚スペルが減るとかなりきついし、
ジェスカイコンはなんでも抜きたい放題だ。
相手を見極めて打つタイミングを変えるだけ。
そんな強迫を1ターン目から打つとすれば
「相手が1ターン目に繁殖池」を設置してきたとき
ではないだろうか。次ターンに成長のらせんを
唱えさせないためにもメイン強迫はアリだと思う。

 

いかがだろう。いかに成長のらせんというカードが
スーパーコモンであるかが伝えていれば幸いだ。
是非多くの人がこのカードを使い、新しい環境を
プレイヤー全員が楽しんでほしい。

【MtG】手軽に簡単に!拡張アートのススメ!

皆さんは拡張アートをご存知だろうか。

f:id:akiyamamtg:20181028223152j:plain

拡張アートとは主にTCGなどで使われる
カードのイラストの枠に絵を描き足して
楽しむTCGの遊び方の1つだ。

楽しみ方としてはかなり亜種ではあるが
これが実はかなりおもしろい。
自分が「こんな感じ」と思ったイラスト
を形にすることが出来るのだ。

ツイッターなどで#拡張アートと検索す
れば色々な作品が見れるだろう。


私自身人に何かを語るほど上手く絵が
描けるわけではないが、そんな私でも
「こうすれば結構いい感じに見える」
となる拡張アートのやり方を記したい。

------------------------------------
今回はドミナリアの森を拡張していく。
まず私は拡張するカードで日本語以外の
物を選ぶことが多い。これはアクリル
絵具が定着しやすいかどうかで選んでい
るのだが、日本語はコーティングが
良すぎる?せいか絵具が弾かれやすい。
※気がする。
またテキストを残す「文字抜き」という
技術があるが、これをする時にも他言語
の方が作業しやすい。

■準備するもの
 ・アクリル絵具(100均でも売ってる
 ・筆(消耗品
あるとより便利なもの
 ・A4コピー用紙
  絵具のパレット替わりに使う
 ・爪楊枝
  何かと便利
 ・マスキングテープ
  最初はあった方がいい

■手順
正直そんな難しい話ではない。

塗るだけだ。
どうやって塗っていくかという点で

言うと恐らくこれは拡張アートに限らず

言えることだと思うので、風景画を描く

事について端的にまとめると
「一番遠いところにあるものから描く」
これが鉄則だ。

今回拡張したイラストでいえば

f:id:akiyamamtg:20181028221139j:plain


一番遠いのは空。その次が雲。

次に奥の木、手前の木・・・

となっていく。
有名な絵画「モナリザ」では女性の絵に

目が行ってしまいがちだが、もしあの絵を

拡張するのであれば、背景の空、霞む山、

手前の山、室内、その後女性の下半身と

いう順番だ。

これだけ守っておけば結構それっぽいものが
描けるようになったりする。

 

では話を戻して拡張アートを始めていこう。

 

f:id:akiyamamtg:20181028221608j:plain

先に話していたとおり、一番遠い空から

塗り始める。

以前はマスキングテープも使っていたが

最近はもうそのまま塗り始める事が

ほとんどだ。その方が楽しいというのも

ある。

この時点でのポイントはとにかくダイナミ

ックにやってみることだ。

まだまだ修正はいくらでもできる。

 

f:id:akiyamamtg:20181028221905j:plain

次に遠くにある雲。そして奥にある

木を塗っていく。色が上手く合わない

と言うこともあるだろう。

でも安心してほしい。

それはみんな苦労してる。色々絵の具を

混ぜてみよう。それもこの遊びの楽しみ

方の1つだ。

 

また今回はForestの文字を文字抜きし

ている。空を塗ったあとに一度抜き、

木を塗ったあとさらに抜く。細い作業

だがこれから後々響いてくるので、

文字抜きする場合はこまめにやろう。

 

文字抜きについては爪楊枝を使うが、

これについてはまた今度。

 

f:id:akiyamamtg:20181028222318j:plain

奥の木、手前の木が塗れたら今度は

1番手前を塗る。1番手前が一番最後だ。

まずベースとなる色を薄くでいいから

塗ろう。そうしないと絵の具が弾かれる

また、背景が明るすぎると暗い色が出に

くい。逆もしかりだ。黒のカードなんか

は枠が黒いため、うまく白が乗らない。

そういうときはこのようにf:id:akiyamamtg:20181028222630j:plain

砂消しでゴシゴシすることをオススメ

する。あまりし過ぎると紙が弱って

しまう為、あくまで印刷を落とす程度に

心がけよう。

 

 

ベースの色が塗れてしまえば後はもう

そのキャンバスに自由に描くだけだ。f:id:akiyamamtg:20181028222912j:plain

下の部分が塗れたら気になるところを

修正し、マットスプレーをかければ完成

 

f:id:akiyamamtg:20181028223031j:plain

大体1時間半くらいだ。

 

 

ここに好きな動物を描き足してもいいだろう。

また基本土地以外にもカードはたくさん

あるし、mtg以外にもカードはたくさん

存在する。

 

 

興味はあるんだけど、絵が昔から苦手で…

という方でも、1からオリジナルを描くよりも

比較的ハードルの低い拡張アートで、好きな

カードを拡張してみる事から絵を描く

楽しみに触れてみては如何だろうか。

 

ぜひ一人でも多くのTCGプレイヤーから

拡張アートを楽しめる人が増えれば私も

嬉しく思う。

【MtG】ラヴニカのギルド:スタンダード考察「今の環境について」後編 イゼットスペルについて考える

前回の記事で現スタンダード環境の
Tier1に該当するであろうデッキの
紹介を行った。しかしTier1として
紹介したデッキ以外にも環境を
獲れるデッキは実はまだまだ
あるのだ。

Tier2と言ってしまうと若干の語弊が
ある気もするのでここでは敢えて
「準Tier1」と呼びたい。
今回は準Tier1からイゼットスペルに
ついて考察する。


イゼットスペルはラヴニカのギルド
にて追加されたキー能力「再活」と
新たな主攻を担うクリーチャーに
よって構成されるデッキだ。
まさにラヴニカのギルドがスタンに
生み出した新たなデッキタイプ。
大まかには以下のようなタイプに
分けられる


■アグロ型
 ・速度:早め(最速ではない)
 ・瞬間火力:超高い
 ・取扱い:難しい
 ・サイドボーディング:優しめ

f:id:akiyamamtg:20181025193820j:plain


キャントリップを駆使して戦う形。
主攻は【孤光のフェニックス】だ。
大将軍の憤怒、突破など1マナの
スペルや苦しめる声などとにかく
デッキを掘る。
3回インスタントorソーサリーを
唱えて孤光のフェニックスを墓地
に落とす。デッキコンセプト上、
苦しめる声や航路の作成などの
ドローソースを多く積むので
サイドボード後に追加したカードを
引きやすくなる点も実はメリットと
なる見逃せないポイント


■コントロール
 ・速度:遅め
 ・瞬間火力:超高い
 ・取扱い:若干難しい
 ・サイドボーディング:優しめ
いわゆるコントロールだ。赤白青より
優れているとすれば主攻を担う
【パルン、ニヴ=ミゼット】だ。

f:id:akiyamamtg:20181025193910j:plain


このカード、実はかなり強いことが
解り利用者が増えている。アグロ型の
サイドボードに採用されている。
新キー能力の再活をや諜報を駆使し
自分の手の届く範囲を広げて幅広く
対応しミゼットを間に合わせる事を
目指す。ミゼットの効果はちょっと
複雑で誘発忘れをする人もたまに
見かけるが、「すべてのプレイヤー
が唱えるソーサリー、インスタント
に「あなたはAny tergetに1点と
あなたは1枚ドロー」を付与する」
と覚えよう。

 

■■ポイント■■

①弾けるドレイク

f:id:akiyamamtg:20181025194007j:plain


型を選ばず採用される弾けるドレイク。
4マナとコストは重めだが、こいつの
一撃も非常に重い。
アグロ型では5ターン目に唱えた後
最大速度を唱えて速攻でアタックする
場面も多々出てくる。
キャントリップや苦しめる声などで
4ターン目までに墓地にスペルを大量に
送ることが出来るので一発で10点削れる
事も珍しくない。
対戦相手からすれば10点を受ける訳には
いかないため、マスト除去となるのだ。
ドレイクに意識が行けば他が通りやすく
なるし、ドレイクが通ればゲームが決ま
るのでイゼットスペルにおいて中核を
担うカードだ。


②アズカンタの探索の採用
アグロ型では土地を切り詰める事が多い。
墓地にスペルやフェニックスを早く落し
たいため、土地が邪魔になるのだ。
そのためにキャントリップカードも多く
採用している。そうすると土地事故が
発生しやすくなる。弾けるドレイクでも
説明したが、最終的に5マナまでは土地を
伸ばしたいのだ。そんな時にアズカンタ
が役に立つ。フェニックスも落せて土地
にもなる。エンチャントだしもっさり
するのではと思って採用していない人も
是非一度採用してみてほしい。
コントロール型でももちろん活躍して
くれる。やはりアズカンタの探索は
スタンには出来過ぎた性能のカードだ。

 

③墓地・除外対策の対策
ゴルガリがTier1にいる限り環境から
墓地対策が無くなることは無い。
黒ならファイレクシア経典や壊死性の
傷などが注目され始めている。
白ならM19のスピリットなど。
赤青なら溶岩コイルや中略。
特にアグロ型では墓地対策への対策が
必須になる。
メインまたはサイドボードから潜水を
採用するのがいいだろう。

f:id:akiyamamtg:20181025194059j:plain


■■相性■■
・ゴルガリ
・グリクシスコントロール
 →色々間に合う

・ボロス×
・赤単×
 →色々間に合わない

・ミラー△
 →対策カード引いた方が勝ち

・鉄葉ストンピィ△
 →以外と間に合う。鉄葉だけ注意


Tier1のゴルガリは非常に相性が良い。
アグロ型であればより良い。速度が
間に合うからだ。また墓地対策や除去も
タイミングを計りやすい事や、飛行を
止められる事が少ない事も有利の付く
ポイントになる。

しかし自分よりも早いデッキには正直
言って勝てないと私は考えている。
主に赤単、ボロスウィニーがそれだ。
環境の約20%はそれらのデッキだという
事を考えると10戦やって8-2になると
いう事だ。
しかしボロスや赤単以外にもゲームを
落すことはある。つまりミス無くプレイ
しても7-3、6-4になる事が予測される。
 ※もちろん赤単も事故ることもある
  ため、そこは各自ご考慮頂きたい。

 

■■結論■■
イゼットスペル(特にアグロ型)で
勝ち続けるのは難しいと思う。
ドロー結果にある程度依存してしまう
という点と、先でも述べたように
速いデッキに対しての答えが薄い点が
その答えに辿り着かせてしまう。
つまり安定感があるようで、以外と
安定しない。ドローソースは多いが
ドローしても・・・。となってしまう。

対応力を持たせるためにショックを
積んで・・・と考えるとコントロール
型にしていった方が・・・。となって
しまう。この辺りが非常に悩ましい点
となる。

折衷案の「ハイブリット型」という
考え方もある。キャントリップは
極力減らし、その枠を速度の速い
デッキの対策カードにする。サイド後は
ミゼットも出しやすくなる点も
ハイブリット型の魅力となる。
私自身はミッドレンジよりのデッキが
好みのため、このハイブリット型が
使っていて一番しっくり来た。


いずれにしても非常に楽しく、調整
次第でTier1になれる可能性のある
デッキである事には違いない。

是非組んでみたいと考えている人は
【弾けるドレイク】を主攻に置き、
【つぶやく神秘家】などを採用した
少し遅めのイゼットスペルから触り
心地を試してみると資金も掛かりに
くく気軽に試せるためオススメだ。