満足プレイLOG

人様には迷惑を掛けず、自分が満足する遊びをする。アラフォーおっさんのプレイLOG。主にMTG、ボードゲーム、テレビゲーム、筋トレ

【MtG】ラヴニカのギルド:スタンダード考察「今の環境について」後編 イゼットスペルについて考える

前回の記事で現スタンダード環境の
Tier1に該当するであろうデッキの
紹介を行った。しかしTier1として
紹介したデッキ以外にも環境を
獲れるデッキは実はまだまだ
あるのだ。

Tier2と言ってしまうと若干の語弊が
ある気もするのでここでは敢えて
「準Tier1」と呼びたい。
今回は準Tier1からイゼットスペルに
ついて考察する。


イゼットスペルはラヴニカのギルド
にて追加されたキー能力「再活」と
新たな主攻を担うクリーチャーに
よって構成されるデッキだ。
まさにラヴニカのギルドがスタンに
生み出した新たなデッキタイプ。
大まかには以下のようなタイプに
分けられる


■アグロ型
 ・速度:早め(最速ではない)
 ・瞬間火力:超高い
 ・取扱い:難しい
 ・サイドボーディング:優しめ

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キャントリップを駆使して戦う形。
主攻は【孤光のフェニックス】だ。
大将軍の憤怒、突破など1マナの
スペルや苦しめる声などとにかく
デッキを掘る。
3回インスタントorソーサリーを
唱えて孤光のフェニックスを墓地
に落とす。デッキコンセプト上、
苦しめる声や航路の作成などの
ドローソースを多く積むので
サイドボード後に追加したカードを
引きやすくなる点も実はメリットと
なる見逃せないポイント


■コントロール
 ・速度:遅め
 ・瞬間火力:超高い
 ・取扱い:若干難しい
 ・サイドボーディング:優しめ
いわゆるコントロールだ。赤白青より
優れているとすれば主攻を担う
【パルン、ニヴ=ミゼット】だ。

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このカード、実はかなり強いことが
解り利用者が増えている。アグロ型の
サイドボードに採用されている。
新キー能力の再活をや諜報を駆使し
自分の手の届く範囲を広げて幅広く
対応しミゼットを間に合わせる事を
目指す。ミゼットの効果はちょっと
複雑で誘発忘れをする人もたまに
見かけるが、「すべてのプレイヤー
が唱えるソーサリー、インスタント
に「あなたはAny tergetに1点と
あなたは1枚ドロー」を付与する」
と覚えよう。

 

■■ポイント■■

①弾けるドレイク

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型を選ばず採用される弾けるドレイク。
4マナとコストは重めだが、こいつの
一撃も非常に重い。
アグロ型では5ターン目に唱えた後
最大速度を唱えて速攻でアタックする
場面も多々出てくる。
キャントリップや苦しめる声などで
4ターン目までに墓地にスペルを大量に
送ることが出来るので一発で10点削れる
事も珍しくない。
対戦相手からすれば10点を受ける訳には
いかないため、マスト除去となるのだ。
ドレイクに意識が行けば他が通りやすく
なるし、ドレイクが通ればゲームが決ま
るのでイゼットスペルにおいて中核を
担うカードだ。


②アズカンタの探索の採用
アグロ型では土地を切り詰める事が多い。
墓地にスペルやフェニックスを早く落し
たいため、土地が邪魔になるのだ。
そのためにキャントリップカードも多く
採用している。そうすると土地事故が
発生しやすくなる。弾けるドレイクでも
説明したが、最終的に5マナまでは土地を
伸ばしたいのだ。そんな時にアズカンタ
が役に立つ。フェニックスも落せて土地
にもなる。エンチャントだしもっさり
するのではと思って採用していない人も
是非一度採用してみてほしい。
コントロール型でももちろん活躍して
くれる。やはりアズカンタの探索は
スタンには出来過ぎた性能のカードだ。

 

③墓地・除外対策の対策
ゴルガリがTier1にいる限り環境から
墓地対策が無くなることは無い。
黒ならファイレクシア経典や壊死性の
傷などが注目され始めている。
白ならM19のスピリットなど。
赤青なら溶岩コイルや中略。
特にアグロ型では墓地対策への対策が
必須になる。
メインまたはサイドボードから潜水を
採用するのがいいだろう。

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■■相性■■
・ゴルガリ
・グリクシスコントロール
 →色々間に合う

・ボロス×
・赤単×
 →色々間に合わない

・ミラー△
 →対策カード引いた方が勝ち

・鉄葉ストンピィ△
 →以外と間に合う。鉄葉だけ注意


Tier1のゴルガリは非常に相性が良い。
アグロ型であればより良い。速度が
間に合うからだ。また墓地対策や除去も
タイミングを計りやすい事や、飛行を
止められる事が少ない事も有利の付く
ポイントになる。

しかし自分よりも早いデッキには正直
言って勝てないと私は考えている。
主に赤単、ボロスウィニーがそれだ。
環境の約20%はそれらのデッキだという
事を考えると10戦やって8-2になると
いう事だ。
しかしボロスや赤単以外にもゲームを
落すことはある。つまりミス無くプレイ
しても7-3、6-4になる事が予測される。
 ※もちろん赤単も事故ることもある
  ため、そこは各自ご考慮頂きたい。

 

■■結論■■
イゼットスペル(特にアグロ型)で
勝ち続けるのは難しいと思う。
ドロー結果にある程度依存してしまう
という点と、先でも述べたように
速いデッキに対しての答えが薄い点が
その答えに辿り着かせてしまう。
つまり安定感があるようで、以外と
安定しない。ドローソースは多いが
ドローしても・・・。となってしまう。

対応力を持たせるためにショックを
積んで・・・と考えるとコントロール
型にしていった方が・・・。となって
しまう。この辺りが非常に悩ましい点
となる。

折衷案の「ハイブリット型」という
考え方もある。キャントリップは
極力減らし、その枠を速度の速い
デッキの対策カードにする。サイド後は
ミゼットも出しやすくなる点も
ハイブリット型の魅力となる。
私自身はミッドレンジよりのデッキが
好みのため、このハイブリット型が
使っていて一番しっくり来た。


いずれにしても非常に楽しく、調整
次第でTier1になれる可能性のある
デッキである事には違いない。

是非組んでみたいと考えている人は
【弾けるドレイク】を主攻に置き、
【つぶやく神秘家】などを採用した
少し遅めのイゼットスペルから触り
心地を試してみると資金も掛かりに
くく気軽に試せるためオススメだ。