【MtG】ラヴニカのギルド:スタンダード考察「今の環境について」前編
ラヴニカのギルドが発売されてから
3週間が経とうとしている。
面白そうなカードのオンパレード。
スタンダードに収まらず、下の
環境でも大きな影響を与え始めて
いるラヴニカのギルド熱はまだしばらく
冷めそうにもない。
特にスタンダードでは目まぐるしく
メタが回り、Tier1と呼べるデッキは
複数存在するというとても良質な
環境が訪れている。
自分のやりたい事をやって勝つには
持ってこいの環境と言えるだろう。
今回は現段階でのTier1候補のデッキ
の考察と、今後私が使いたいカード
について2回に分けて記事を書きたい。
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Tier1候補デッキ
ゲーム速度:早い 12345 遅い
デッキ構築:丸い 12345 尖ってる
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■ボロスアグロ(ミッドレンジ)
・ゲーム速度:2(3)
・デッキ構築:4(2)
発売前、確実にTier1はボロスだと
私は思っていた。このデッキの
ダメージを取る速度に他が間に合
わないと。しかし蓋を開けてみる
と安定力がなく、ケルドレッドに
近い立ち位置のデッキという印象。
わざわざ色を足すくらいなら赤単
で良いのでは?という感じで環境
も結論を落ち着かせている様に
思える。それよりも天使マシマシ
で構築されているミッドレンジの
方がやはり圧倒的に強い。
2T→白騎士
3T→べナリア史or輝天使
4T→オレリア(ばけもん
5T→ライラ
とマナカーブ通りに最強クラスの
クリーチャーが毎ターン登場する
ので除去も間に合わない。しかも
絆魂でライフレースがガバガバに
なる。今後も環境で活躍する事は
間違いないだろう。
問題があるとすれば愚直すぎる
ところだろうか。素直なデッキで
あるが故、相手のトリッキーな
動きや、コンボデッキには対応
することが出来ない。次回書く
予定だがスタンにはトリッキーな
デッキの素になるカードが沢山
ある。それらのカードが使われる
ようになるとボロスでは勝てなく
なってくる事が予想される。
■ゴルガリ探検ミッドレンジ
・ゲーム速度:3~4
・デッキ構築:1
発売前から組みたいと考えていた
デッキ。実際にラヴニカのギルド
発売直後はTier1となった。
理由は明確。構築が非常に丸いか
らだ。事故が起きにくい。
また採用されているイクサランの
キー能力「探検」と2種類の黒緑色
PWのヴラスカが異常に強い。
生き物除去、墓地対策、手札対策、
置物除去、ライフゲイン。すべてが
出来るゴルガリミッドレンジは
まさに粘り勝ちの申し子的デッキ
だ。それ故にMTG慣れしたプロ達は
ゴルガリカラーの中でメタゲームを
行っていた。しかし実はコンバット
を熟知していない初心者~中級者の
プレイヤーではこのミラーマッチに
勝つことが非常に難しい。なぜなら
肉弾戦と除去札の打ち合いによる
少しのアドバンテージを積み上げて
勝ちに行くデッキだからだ。
事実、最近ではゴルガリミッドレンジ
の利用ユーザーは減ってきている。
カードの高騰もあるが、「これだ!」
という明確な勝ち手段がないので
MTG歴の浅いユーザーは別のデッキ
を握り始めている印象がある。
コンバットの練習、MTGの練習が
したいというプレイヤーには是非
使ってほしいデッキではある。
今のゴルガリミッドレンジには
MTGのすべてが詰まっていると
言っても過言ではないとまで
私は考えている。
■ジェスカイコントロール
・ゲーム速度:4~5
・デッキ構築:1
もともと青白にはスタンダード最強
カードの「テフェリー」がいる。
それに今回攻撃的なカードを多く
得た赤白が加われば必然的に強くなる
赤白青のデッキ。轟音のクラリオン
など序盤の全体除去も得たため、
安定して自分のペースに持っていく
事が可能になった。またラヴニカの
ギルド発売前には「現実的ではない」
とされていたミゼットも実はちゃんと
出せることが分かってきた事で、
コントロールデッキの勝ちパターンが
増えた事もジェスカイにとっては
非常に追い風だ。台頭してくるデッキ
に合わせて除去札を変えればTier1に
居座り続ける事も難しくない。
強いて言えば「より速いデッキだらけ」
になってしまう事と「打ち消されない」
火力が安定して積まれるようになると
厳しいか。という程度だと思う。
いかがだっただろうか。
私の個人的な考えにはなるが、現行の
MTGスタンダードにおけるTier1を
考察してみた。次回はTier1を脅かす
カードやデッキを自分が満足する
視点から紹介できればと思う。